根津神社

根津神社は昔、日本武尊が千駄木の地に創祀したと伝えられる古社で、文明年間には太田道灌が社殿を奉建している。 江戸時代五代将軍徳川綱吉は世継が定まった際に現在の社殿を奉建、千駄木の旧社地より御遷座した。明治維新には、明治天皇御東幸にあたり勅使を遣わされ、国家安泰の御祈願を修められる等、古来御神威高い名社である。


国指定の重要文化財の楼門の正面右側の随身は水戸光圀がモデルと言い伝えられている。奥が本殿で、宝永二年に五代将軍綱吉は兄綱重の子綱豊(六代家宣)を養嗣子に定めると、氏神根津神社にその屋敷地を献納。天下普請と言われる大造営を行なった。翌年完成した権現造りの本殿・幣殿・拝殿・唐門・透塀・楼門の全てが欠けずに現存し国の重要文化財に指定されている。


北参道から根津神社に入る人が多いが、表参道は根津神社南側に位置する。

徳川綱重の屋敷庭につつじを植えていた事が始まりで4月中旬から下旬頃には約50種3000株が咲き乱れる。この時期文京つつじまつりが境内で開催され、様々な行事により参拝者で賑わう。

唐門
神社の正門。両妻に唐破風を備える。天井には以前、藤原立信の墨江の龍が画かれてあった。

透塀
社殿周囲を囲む塀。名称の由来は格子部より向こう側が見えることによる。総延長200メートル。

青銅灯篭
社殿前に一対ある青銅灯篭は藤堂和泉守高敏が奉納。

神橋
平成18年、境内整備事業の一環として作られた。

根津神社の池
稲荷神社の北側の斜面上に水源から流れ落ちた水は細長い池から南へ流れ、境内東南側のより大きな池に通じます。

神楽殿(能舞台)
各種祭りの時に活躍するのがこの能舞台。境内で舞う能は厳粛な様子。

根津神社の挙式
儀式は簡略化を一切せず、厳粛そのもの。参列者全員が玉串を捧げて二人の幸せを祈る。1日2組限定。

おみくじ
どこの神社でも人気のおみくじ。近年は特に若い女性が目立ちます。

乙女稲荷神社
御祭神は倉稲魂命。社殿両側には奉納された鳥居が立ち並びます。

胞衣塚
六代将軍家宣公の胎盤が納められるとされる。

文豪憩いの石
森鴎外や夏目漱石らが腰掛けて想を練ったと言われている石。

庚申塚
江戸時代街道の辻に建てられていた庚申塚が、明治以降のの道路拡張により取り除かれ根津神社に奉納された。

根津神社の巨木
根津神社と言えば低木のつつじが有名だが、歴史ある神社だけにイチョウ等の巨木にも注目したい。

駒込稲荷神社
御祭神は伊弉諾命・伊弉冊命・倉稲魂命・級長津彦命・級長戸辺命。もとは綱重公の邸内社。手水舎の屋根に、三葉葵の紋が残っている。.

産湯井戸
六代将軍家宣公の産湯井戸(非公開)。境内地となる以前は徳川綱重公の下屋敷跡であった。

森鴎外奉納の石
陸軍軍医だった森鴎外は日露戦争戦利砲弾を飾るための石の台座を奉納しました。現在は水飲み場として利用されています。